FC2ブログ
佐川国税庁長官が逃亡者の如くホテルに潜伏
 確定申告のシーズンが始まると例年、国税庁長官はそのご威光を見せびらかすかのごとく各地の会場を訪問視察して回るが、今年については、国税庁は佐川長官の視察は行うとしたものの日程や場所は非公表。徹底して佐川氏を市民の目に触れさせないとの魂胆らしい。

 実際、担当記者たちの間からも「登庁しているはずなんだが見かけない」「自宅にもいる様子もない」との声が漏れてくる佐川氏だが、そんななか、昨日17日、この“霞が関の幽霊”を発見したという貴重な報道がなされた。

 小学館のニュースサイト「NEWSポストセブン」が「雲隠れの佐川・国税庁長官を発見 まるで逃亡犯のような行動」と題して、退庁する佐川長官を尾行した一部始終を激写スクープしたのである。

 ポストセブンによれば、佐川氏は14日の夕方、国税庁の建物から一人で出てきて、〈あたりをキョロキョロと見回すと、停めてあった公用車に飛び乗った〉という。財務省のお偉いさんとは思えない挙動不審ぶりだが、車が向かった先は都内のホテルだったらしい。ようするに、自宅でマスコミに詰められないよう、わざわざホテル暮らしをしているようなのだ。これではまるでスキャンダルの渦中の有名芸能人ではないか。

 さらにポストセブンでは、佐川長官が仮住まいとするホテルに朝まで張り込んで追跡したらしく、その貴重な登庁シーンまで報じているのだが、これがまたギャグレベル。記事によれば、〈午前7時45分に公用車が地下駐車場に入ると、ホテル従業員が10分おきに地下駐車場とホテル正面の車寄せの見回りを始めた〉という。

 思わず麻薬ファミリーのボスか何かかとつっこみたくなるが、しかも、到着から1時間45分も経ってからホテルを出た公用車は霞が関とは別方向へ走り出し、〈普通なら10分もかからない距離を30分以上かけて遠回りして国税庁に入っていった〉という。
ここまで人目につくのを恐れていることこそが、佐川長官自身、国会で虚偽答弁をしたことのやましさを強く感じていることの証左ではないか。

 誰が納得できるというのか。長官が現在も“逃走中”の身でありながら、国税庁は納税者に確定申告をしに出てこいと命じ、源泉徴収票や領収書、控除証明書等の提出を細かく求め、さらに市民のささやかな節税にまで目を光らせているのだから、もはや悪い冗談である。市民が一斉に納税をボイコットしたって文句を言えないレベルだろう。

 いずれにしても、存在する交渉記録を「破棄した」と嘘をつき、マスコミや市民から隠れて“逃亡生活”を続けるような国税庁長官など前代未聞。公文書管理の問題も含め、今国会への佐川氏の招致は絶対的な国民の要求だが、しかし、それが実現するかどうかはかなり微妙だ。

 マスコミでは、官邸や自民党も裁量労働制の拡大などの法案を通すために佐川氏の国会招致もやむなしという姿勢に転換したといわれているが、そう単純な話ではないらしい。
「関連文書提出で財務省が省ぐるみで佐川氏を庇っていて、頑として首を縦にふらないからです。佐川氏の虚偽答弁は先日の約300ページ提出で言い逃れできない状況なので、国会に出て来れば、袋叩きにあって官僚生命が終わってしまうのは必至。財務省は“将来の次官候補”として佐川氏を温存するために、それだけは避けたいと抵抗しているようです。

 しかし、一方の安倍首相や官邸側も佐川氏に嘘をつかせたのは自分たちですから、なかなか強く言えないということがあるらしい。それに、トカゲの尻尾切りで佐川氏をスケープゴートにすれば、前川喜平・前文科事務次官のような“反乱”が今度は財務省で噴出する可能性も出てくる。いまは官邸が佐川氏や財務省に水面下で取引条件を提示して、せめぎあいをしているんじゃないでしょうか」(全国紙官邸担当記者)

 ようするに、安倍首相の嘘に蓋をするためにどこで尻尾切りをするか、という話で、いずれにしても、国民への背信行為であることは言をまたない。

 しかし、このまま佐川氏の虚偽答弁を政府が容認して、国税庁長官の椅子に居座るなら、確定申告で納税者が「記録は破棄したので残っていないけど、適切だったと思います」と言い出しても抗弁できなくなる。自分を守るためなら国家の基本である「税」への信用すら平気で破壊する──安倍首相といい佐川国税庁長官といい、本当にこの国のトップはみんなロクでもない。
[2018/02/19 16:22] | 政治動向 | トラックバック(0) | コメント(0)
裏切られた自由(下)
 ハーバート・フーバー著「裏切られた自由」を読んだ。本書は、第31代アメリカ大統領フーバーが第二次世界大戦の過程を詳細に検証したものである。他国の戦争に不干渉、中立主義であったアメリカが、どのようにして対独、対日の戦争に参戦していったか、そして戦後処理をどのように進めたかを詳述している。

下巻では、主として米英ソによる戦後処理の進め方の問題点が述べられている。米英の対ソ融和策によって、ポーランド、中国、朝鮮がソ連によって共産化され、自由社会が失われていった。対ソ融和策は、左翼思想に親近感を持ち、政権維持を優先するルーズベルトと、英帝国の利権維持を優先するチャーチルによって進められ、スターリンがそれを世界共産化に利用した。米政権には共産主義信奉者が多数入り込んでおり、ソ連に有利な政策の立案、計画、遂行を行うよう政権に仕向けた。

テヘラン会談で、ルーズベルト、チャーチル、スターリンは、東部ポーランドのソ連への割譲と西部ポーランドにソ連傀儡政権を作ることを秘密裏に決めた。ポツダム会談では、東部ポーランドのソ連併合の承認、東部ドイツ領を西部ポーランドに移管、西部ポーランドに成立した共産主義者政権の承認がなされ、ポーランドの新暫定政権の中での民主主義勢力はわずか二つの閣僚ポストを得ているにすぎず、実質は共産主義政権であった。

中国は、蒋介石の国民党とソ連が支援する毛沢東の共産党が争っていたが、ルーズベルトとチャーチルは対ソ融和策により毛沢東の共産党を支援したため、蒋介石の国民党は次第に追い詰められていった。1945年、ルーズベルト、チャーチル、スターリンが秘密の極東合意に調印した。これが自由中国の終わりの始まりであった。
米英ソ三国首脳は、ドイツ降伏後にソ連が連合国側として対日戦争に参戦することで合意した。参戦条件は外モンゴルの現状維持、日露戦争で失われたロシア利権の回復、千島列島のソ連への割譲である。

日本降伏の二日前にソ連軍は北から朝鮮に侵攻し、日本の降伏文書受諾を策した。米軍はフィリピンと沖縄から朝鮮南部に侵攻した。両軍関係者は、北緯38度線を管理境界線にすることで合意した。現在も朝鮮半島は休戦状態から脱していない。

ルーズベルトは、徹底的な対日経済制裁で日本を追い詰め、無謀な真珠湾攻撃をさせることで国内の厭戦気分を払拭し、報復的な対日参戦を実現した。また、事前に真珠湾攻撃を察知していたにもかかわらず、現地司令官に危険性を連絡せず被害を拡大させた。終戦間際では、三度にわたる日本の和平申し入れを無視し、トルーマンは実質的には降伏していた日本に、終戦に対しては無用の原爆投下を行い、一般市民を大量虐殺した。


こんなアメリカになぜ70年間も隷従し、占領時と大差のない、主権国家にしては屈辱的な安保条約・治外法権的な米軍地位協定を甘受しなければならないのか?原爆投下に対してアメリカに謝罪や賠償をなぜ要求できないのか?強い憤りを覚える。
安保条約の条文に破棄通告や改正協議ができることが明記されているにもかかわらず、自民党政権は戦後70年間ただの一度も、対等な条約に改正する努力をしなかった。岸信介の安保改正が表面的な体裁をつくろっただけで、旧安保となんら変わらないインチキだったことは自明である。これを放置して改憲を声高に唱えるのは主権国家として無責任である。
[2018/02/14 17:31] | 読書 | トラックバック(0) | コメント(0)
政治ウォッチング


政治が右傾化し民主主義が危うくなっている。主権者である国民は、日々政治の動向を監視するとともに、自ら学び、行動する必要がある。本ブログは、それらを実践する場としたい。

プロフィール

politicswatcher

Author:politicswatcher
本人=主権者として政治に関わり、代理人=議員・閣僚の言動・政策を監視する。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

フリーエリア

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
にほんブログ村